無資格者と有資格者では給与に差がある

今こそ介護職

高齢化社会の日本にとって介護職は社会に欠かせない重要な仕事です。今後も高齢者の増加が予想されているため介護業界では多くの担い手を必要としています。無資格でも就業可能で将来性のある介護職にあなたもチャレンジしてみませんか。

知っておきたい有資格者との給与の差

知っておきたい有資格者との給与の差

給与に差があるのは当然のこと

介護の仕事は未経験や無資格でも始められますが、資格を持っているかどうかによって仕事内容が異なります。資格があれば重要な介護業務に携わることができますが、無資格の場合は生活援助を中心とした基礎的な介護補助の仕事しかできません。仕事内容が異なるということは、当然受け取る賃金や待遇面にも差が生じるということです。いくら有資格者と同じように仕事に取り組んでいても、資格がないというだけで給与や待遇に大きな差がついてしまうのです。これは他の業界でも同じことがいえますが、専門的な分野である介護業界では資格の有無が特に大きく響くようです。

介護職員の給与事情

介護職は雇用形態によって「月給制」「日給制」「時給制」と給与事情が異なります。「月給制」に該当するのは正社員や契約社員です。月額の給与が固定されているため、体調不良などで休んだとしても欠勤した日数分の給与が月給から差し引かれることはありません。1日の賃金が決められている「日給制」に該当するのは準社員や出勤した日数に応じて賃金を支払う契約を結んでいる契約社員で、1時間ごとの賃金が決められており働いた時間に応じて賃金が支払われる「時給制」に該当するのはパートです。
無資格で働く場合は契約社員やパートとして雇用されることが多いため、給与が日給もしくは時給で支払われるケースがほとんどです。時給の金額設定は施設によって違うものの、大体800円~1,000円を設定しているところが多いようです。

有資格者との差は?

介護労働安定センターの調査によると、月給制・日給制・時給制のいずれも有資格者と無資格者では金額に大きな差があることが分かりました。
具体的にどれくらいの差があるかというと、月給制の場合は有資格者の平均賃金21万2,120円なのに対し無資格者の平均賃金は19万6,432円、日給制の場合は有資格者の平均賃金が14万5,312円なのに対し無資格者の平均賃金は9万0,650円、時給制の場合は有資格者の平均賃金が10万5,043円なのに対し無資格者の平均賃金は9万8,118円と数万円の差がありました。時給制の場合は無資格者の方が給与が高い傾向がありますが、正社員や準社員などフルタイムで働く場合は有資格者の方が給与が高くなるようです。
ですが、上記で紹介した金額はあくまで平均値です。基本給が14万円から、という強気な金額で求人を募集している施設もあれば平均値よりも低い金額の施設もたくさんあります。

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働きながら資格を取得するという方法も

無資格でも介護の仕事に就くことはできますが、資格があった方が何かと有利です。働きながらでも資格は取得できます。まずは決められたカリキュラムを受講するだけで取得できる「介護職員初任者研修」の取得を目指しましょう。介護の基礎的な知識や技術が学べます。

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